カラーリングの退色について

こんにちわ。
ちょいとたまには、真面目に美容師的なブログを。
最近、お客様からこんな質問が多くよせられる。
それは、『サロンカラーを長持ちさせる方法は??』とか、
『カラーを褪色させない方法は??』とか、『ダメージするカラーって??』とかね。
カラーに関する質問が多く寄せられるので、今回は
『どーやったらカラーを褪色させず、長持ちさせるか??』について、すこしご説明を。
①ホームカラーで染め
「根元だけを染めたいのに、ホームカラーにありがちなムース式で染めると、
毛先にも薬剤が付いてしまうことがあります。

それが原因で髪全体のダメージが進み、退色が進んでしまいます。

またリタッチ式で根元だけ染めたとしても、シャンプーの際に毛先にも根元の染料が届き、

毛先も根元も両方傷んでしまいます」

手軽で安価のホームカラーは、色落ちの面を考えると必ずしもコストがかからない、とはいえないようです。

 

②施術日にシャンプーをする

「意外と知られていないのが施術日当日のシャンプーです。

お風呂に入って髪が濡れたからと、ついシャンプーをしてしまいがちですが、これが色落ちを加速させる原因なのです。

薬剤で大きく膨らませた髪の中に色の粒を入れるのが、ヘアカラーの仕組み。

色の粒は約30分で安定し、色が染まります。

しかし、施術日当日はまだ髪が膨らんでいる、いわゆる水に馴染みやすい状態なので、

水やシャンプー剤に触れると流出しやすくなるのです。

そのため、大切なヘアカラーだけでなく、たんぱく質など髪内部の重要な成分も流れ出てしまうのです」

暑い季節などは、少しでも汗ばむと髪を洗いたくなるでしょうが、ヘアカラーをした当日は我慢しましょう。

 

③硫酸系シャンプーを使う

「シャンプーで最も大切なのは洗浄成分です。この種類によって退色の度合いは劇的に違います。

いくらドラッグストアでヘアカラー用、ダメージヘア用と書かれていても、

成分表示の中にラウリル硫酸、もしくはラウレス硫酸と書かれているシャンプーは、

ヘアカラーを褪色させてしまいます。

少しでも長持ちさせたいのならば、パッケージやCM、ボトルイメージ、香りには惑わされずに硫

酸系シャンプーを避けるようにしましょう」

シャンプーを選ぶときには、表よりも裏の成分表示をしっかり熟読して選ぶようにしましょう。

 

④紫外線対策をしない

「自動車のタイヤも4~5年もするとゴムがボロボロになっている事がありますが、その大きな原因のひとつは紫外線です。

同様に髪も紫外線により表面の鱗であるキューティクルにダメージを受け、

それゆえに褪色にも繋がる大きな一因となるのです。

紫外線対策のヘアスプレーを利用することで、紫外線による色落ちを防ぐことができます」

紫外線が強い時期は、ヘアスプレーをいつものヘアケアにプラスしておいたほうが、

色落ち防止に効果的です。

いかがでしたか? 簡単な説明ではありましたが、カラーを褪色させず、長持ちさせる方法です。

このブログを参考に、染めたてのヘアカラーを少しでも長くキープしてくださいね。

Blog:小松祐介ブログ

           Luxeスタイリスト小松祐介